ポール・セザンヌかくかたりき

図形とアイマスKRとその他

アイマスKRのファンミーティングに行った(1)~参戦決意まで~

①ファンミーティング参加まで(1) <<イマココ>>
②ファンミーティング参加まで(2)
③2017/11/2 リリイベ@池袋
④2017/11/3 ファンミーティング@渋谷

この記事はタダのめんどくさい自分語りなので飛ばして大丈夫です。
(イベント参加を決意するまでの包括的な話)

さて、物事を語る時は、事の起こりから話さなくちゃいけない。
起こりとは果たして、幼い頃から手塚フリークであったことか。
それとも、懐かしいゲームの架空戦記を偶然見かけてニコマスにハマったことか。
或いは、その架空戦記が未完のまま終わったことで自らも制作の道に入ったことか。
もしかすると、図形でアニメーションの作成を始めたことだったかもしれない。

ただ少なくとも明確なことの起こりは今年の5月17日。
THE IDOLM@STER.KR」の第3話を観たことだ。

日本のアイドル育成ゲーム「THE IDOLM@STER」をモチーフとした韓国ドラマ。
Amazon.comとしては、韓国の作品で初めて正式なパートナーシップを締結した、
今後のAmazon prime videoの戦い方に係る試金石と言える作品である。

たまたま映像作品を漁っている時に見つけ、公開されているところまで観た。
一気に3話まで観て、「これはいいぞ」と思った。

そこからは単純だった。
6月中旬まで「面白い」とだけ言って観続け、
YoutubeでCoCoSoRiチャンネルを購読し、
7月になると周りにアイマスKRを勧めるようになっていた。

そんな頃である。

北海道では秋の兆しであるところの真夏がやってきた7月26日。
僕のニコマス動画を最初に拾い上げてくださったkanekoさんが、
ソリさんとのツーショット写真をTwitterに投稿しているのを発見。
「なんやねん楽しそうやんかこれー」等と思いつつ、
半分ふざけてkanekoさんを図形で描こうとしたところ、
ニコマス図形クラスタの御大であるところのドラツーさんより
ワシkanekoさん担当!美女はジョンQちゃん頼む!><」との指令。

そんな流れで図形でソリ女史を描いた。
イメージ 1











これが本人に「いいね!」され、「全員作らなくてはならないのではないか」、
或いは「もっとうまく作らなくてはならないのではないか」と思い始めた。

そして8月9日。副業の昼休み。
kanekoさんから連絡を受けた。
「近々RGP(ドラマと連動して活動しているアイドルグループ)のライブがある。」
「それに際し、フラワースタンドを出す。」
「ついては、ジョンQPの図形イラストを寄稿してもらえないだろうか。」

深く悩んだ。就職の際、ベトナムへ行くか北海道へ行くか悩んだのと同じくらい。
イラストの提出期日まで2週間しかない(2週間は勘違いで実際には10日)。
RGPのメンバー全員を作る時間はないが、誰かが欠けるのは問題だ。
しかし、アイマスKR絵師は少ない。
その上、急な発注で10日以内に十分な作品を作れる絵師もそうそういない。
その点、僕の図形であれば、モデルがあるなら最速3日で納品できる。
それに、何かとお世話になっているkanekoさんからの依頼だ。
そして5分後、出来る限りのことをすると伝えた。

kanekoさんからの依頼は、リーダーであるソリ女史にKRを代表してもらい、
これまでのアイドルマスターシリーズの主人公格と一緒に立つ絵を作ること。
内心、RGP全員と言われず安心した。kanekoさんの気遣い!
そして、締め切り2日前に完成させ、1日前には原稿を送付した。
イメージ 2
イメージ 3

そしてライブ当日、イベントに参加しているPたちのツイートを見て、
心の底から素晴らしいと思った。

アイドルたちは笑顔で写真に描かれ、
ファンもPも本当に素晴らしかったことを語っていた。

正直めちゃくちゃジェラッた。

イラスト寄稿までした癖になぜ自分が会場にいないのか!
皆めっちゃ可愛い!!本物観てみたい!!!
皆さんアイドルの写真ありがとうございます!ホントにありがとうございます!
念入りに礼拝します!!!
ライブレポもメチャメチャ助かります!
思い描いて記憶をねつ造します!!!

その時書いたブロマガがこちら。

もうお前どんだけ行きたかったんだ。
文章メチャクチャだし言ってること崩壊してるぞと。
*一部他の考えもありましたがそこについては書きませんでした。

そして、二つのことを決意した。

一つは、「次は絶対に現地へ行く」こと。
そしてもう一つは、「全員の図形モデルを完成させる」こと。

皆で日本まで来て、笑顔を届けてくれたメンバー。
とても感謝している。苦しい境遇にあってもがいているメンバーも多く、
このチャンスを選んでくれたことに本当に感謝している。

でも僕はその全員を描くことはできなかった。

時間が無かったとはいえ、申し訳ない気持で一杯で、辛く苦しかった。
初めて図形を触った時以来の挫折とすら思った。
だから、次の時は絶対に全員を作り、思いを表現すると決めた。
そして、メンバーに感謝を伝える。
これまで本家アイマスでもイベントに現地で参加することは無かった。
あまりそういうことをする人間ではないから。
でも、今しかないと、本当に今しかないと思ったから。
「鏡の中の男と始めることにした」んだ。

そしてライブの次の日から、僕は作り始めた。
毎日一人ずつ、丁寧に。お前も図形人形にしてやろうかと呟きながら。
これまで使ってきたひな形の目や眉を変えなくちゃいけなかった。
髪型は刻一刻と変化し、3次元をデフォルメで固定化するのは難しかった。
常に変化しつつあるものを抽象的にとらえ表現したモネやルノワールを想った。

そして2週間、計14人を図形でデフォルメした。
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そして、僕は「その日」を待った。
次のイベント予定が発表される日を、だ。
きっと次もkanekoさんからオファーがあるだろう。
無ければその時に考えればいい。

そしてやがてその日がやってくる。

僕は毎週の大切なひと時が終わることを理解して、
そこからまた大切な日々を始めることにしたんだ。